処分・交換/更新日 2026-10-16

蛍光灯の外し方|種類別の手順と安全対策・割れた時の対処

結論:まず壁スイッチで電源を切り、ランプと器具が冷めてから作業します。

直管は「90度回して下へ」か「片側に押し込んで抜く」、丸型は「口金側→支持バネ」の順、電球形は左に回して外します。ツインは器具ごとに方式が違うので取扱説明書で確認します。

割れたら人とペットを部屋から出して換気し、厚紙と粘着テープで集めて密閉します。掃除機は使わないのが基本です。

外す前に確認すること(安全の3原則)

蛍光灯の交換で多い事故は、感電・やけど・転落・ガラスの破損です。パナソニックの各FAQは、どの器具でも最初に「作業前に電源を切り、ランプや器具が冷めてから作業」するよう案内しています(パナソニックFAQ:丸形蛍光灯の丸型シーリングライトの取り外し)。

あわせて、ガラス部分を強く握らないことも大切です。パナソニックの取扱説明書は、ランプのガラスに過度の力を加えるとけがの原因になると注意しています。

種類別の外し方 早見表

種類型番の例外し方の基本注意点
直管(回転式ソケット)FL40SS・EX-N/37、FHF32EX-N-Hランプを90度回し、引き下げて両側から同時に抜く片側だけ抜くとピンが曲がる
直管(プランジャ式ソケット)同上片側のソケットへ押し込みながら、反対側から抜く押し込む側を先に決めてから作業
丸型(環形)FCL30EX-L/28、FHC27ED口金側をソケットから外し、次に支持バネから外すレバー付きソケットはレバーを開いてから
ツイン(コンパクト形)FDL27EX-L、FHT24EX-L器具の方式による(差し込み式・回転式など)取扱説明書で確認する
電球形EFD15EL/12、EFA15EL/12左(反時計回り)に回して外すガラス部分を強く握らない

手元の蛍光灯の種類が分からないときは、ランプに印字された型番を見ます。型番の読み方は蛍光灯の型番の見方で解説しています。

直管蛍光灯の外し方

直管のソケットには大きく2つの方式があります。パナソニックのFAQは、個々の器具の外し方は取扱説明書で確認するよう案内したうえで、次の2通りを示しています(パナソニックFAQ:直管蛍光灯器具のランプの外し方)。

回転式ソケットの場合

  1. 電源を切り、ランプが冷めるのを待つ。
  2. ランプの両端に近いところを両手で持つ。
  3. ランプを90度回す。
  4. ランプを引き下げ、両方のソケットから同時に抜く。

プランジャ式ソケットの場合

  1. 電源を切り、ランプが冷めるのを待つ。
  2. ランプを片側のソケットへ押し込む(バネで奥に動く)。
  3. 押し込んだまま、反対側のソケットからランプを抜く。
  4. 最後に押し込んだ側から抜く。

角型のシーリングライトでは、カバーの両側のボタンを押してカバーを引き下げ、そのあとランプを90度回して外す例が示されています(パナソニックFAQ:直管蛍光灯の角型シーリングライトの取り外し)。40形の直管は長さが1m以上あります。振り回すと壁や天井に当たって割れやすいので、両手で水平に持ちます。

直管をLEDランプに替える予定なら、外す前に器具の点灯方式を確かめておくと二度手間になりません。蛍光灯をLEDに工事不要で替える条件で判定方法をまとめています。

丸型(環形)蛍光灯の外し方

丸型シーリングライトは「カバー→ランプ」の順に外します。パナソニックの代表例(U-ライト方式)は次のとおりです。

  1. 電源を切り、器具が冷めるのを待つ。
  2. カバーを止まるまで左に回し、下ろす。
  3. ランプの口金側(コネクタが付いている部分)をソケットから外す。
  4. ランプを支えている支持バネから外す。

二重環形(スパイラルパルック・FHD形など)の器具には、ソケットにレバーが付いた機種があります。パナソニックの取扱説明書の例では、両側のソケットのレバーを溝が見えるまで開き、ランプを支えながら支持バネを開いて、両側のピンを同時に外す手順です。

カバーが固くて回らないときは、無理にひねらないでください。パナソニックのFAQは、カバーを回すと本体ごと回る場合は「本体を固定する人」と「カバーを回す人」の2人で作業するよう勧めています。本体ごと回しすぎると配線がねじれて切れることがあるためです(パナソニックFAQ:丸型カバーの外し方)。

丸型をこの機会にLEDにするなら、丸型蛍光灯をLEDにする3つの方法も参考にしてください。代表的な型番はFCL30EX-L/28のページで期限と置き換え先を確認できます。

お手持ちの蛍光灯の型番で調べる

型番を入れると、製造禁止の時期・代わりのLED・工事が要るかを1ページで確認できます。

型番チェッカーを開く

ツイン(コンパクト形)蛍光灯の外し方

ツイン蛍光灯(FDL・FPL・FHT・FML など)は、口金の形が型番ごとに違い、外し方も器具によって変わります。そのため、取扱説明書で確認するのが確実です。

一例として、24形ツイン3蛍光灯を使うパナソニックのダウンライトの取扱説明書では、枠を静かに引き下げてからランプを外し、取り付けるときは「軽く押し付けながら右に約15度」回す手順です。外すときはその逆に、軽く押し付けながら左に回します。同じ説明書は、ガラス部分を強くねじらないよう注意しています。

ツインは差し込みが固いことがあります。左右にこじると、ガラスの根元が割れやすくなります。外れないときは、器具の品番(器具の銘板ラベルに記載)で取扱説明書を探してから作業してください。

なお、ツインの一部(ハイコンパクト蛍光灯T型・FTLで始まる品番)について、パナソニックは後継品・代替ランプの取り扱いがないと案内しています(パナソニックFAQ)。ツインの置き換えはツイン蛍光灯をLEDにする方法で詳しく解説しています。

電球形蛍光灯の外し方

電球形蛍光灯(パルックボールなど)は、ねじ込み式の口金(E26・E17)です。外し方は普通の電球と同じです。

  1. 電源を切り、ランプが冷めるのを待つ。
  2. 口金に近い部分を持つ。ガラス部分は強く握らない。
  3. 左(反時計回り)に回して外す。

器具にグローブ(かさ)が付いている場合は、先にグローブを外します。電球形をLED電球に替えるときの注意は電球形蛍光灯をLEDに交換する方法にまとめました。

外れない・回らないときの対処

症状考えられる原因対処
直管が回らないプランジャ式のソケット片側に押し込んでから抜く
直管を押しても動かない回転式のソケット90度回してから引き下げる
丸型カバーが回らない外し方の違い・長年の固着取扱説明書を確認。本体が共回りするなら2人で作業
丸型ランプが外れないレバー付きソケットレバーを開いてから外す
ツインが抜けない器具独自の固定方式器具の品番で取扱説明書を確認

どうしても外れない場合や、ソケットが割れている・焦げているなど器具に異常がある場合は、無理をせず作業をやめてください。パナソニックは、照明器具は設置して10年たつと外観に異常がなくても内部の劣化が進むとし、使用が8〜10年を超えていれば器具の取り替えを検討するよう案内しています。

蛍光灯が割れたときの対処

蛍光ランプには微量の水銀が含まれています。環境省の「家庭から排出される水銀使用廃製品の分別回収ガイドライン」(平成27年12月)は、破損したときの片付け方を次のように示しています。

  1. 人とペットを部屋から出す。
  2. 窓や外に通じるドアを開けて、5〜10分換気する。
  3. 厚紙やボール紙でガラスの破片や粉をすくい、密閉できるガラス瓶やポリ袋に入れる。
  4. 残った細かい破片や粉は粘着テープで集め、同じように密閉する。
  5. 可能なら数時間、換気を続ける。
  6. 手を洗い、捨て方をお住まいの市区町村で確認する。

同ガイドラインは、掃除機の使用は水銀蒸気を広げるおそれがあるため望ましくないとしています。素手で破片を拾うのも避け、手袋をすると安全です。

割れたランプの出し方は自治体で違います。たとえば東京都日野市は、割れた蛍光灯を袋に入れて封をしてから有害ごみとして出すよう呼びかけています(日野市)。埼玉県越谷市は、割れたものも漏れないよう袋などに入れて「危険ごみ」で出すよう案内しています(越谷市)。どちらも可燃ごみには入れない点は共通です。詳しくは蛍光灯の処分方法をご覧ください。

外したランプを捨てる・次を用意する

割れていない使用済みランプは、割れないように新しいランプの箱や新聞紙で包んで出すのが基本です。環境省のガイドラインも、購入時のケースに入れる・新聞紙で包むといった方法を例に挙げています。

次に同じ蛍光灯を買う場合は、製造の終わりが近いことに注意してください。水銀に関する国際条約を受けて、蛍光ランプの製造・輸出入は種類ごとに禁止されます(電球形は2026年1月1日から、ツインは2027年1月1日から、直管・丸型は2028年1月1日から)。使用や販売は禁止されません。期限の一覧は種類別の製造禁止期限にまとめています。パナソニックは2027年9月末までに蛍光灯(ランプ)の生産を順次終了するとFAQで告知しています。

外したランプの型番を型番チェッカーに入れると、期限・LEDの置き換え先・工事の要否がすぐに分かります。

器具ごと外してLEDにする場合

天井の引掛シーリング(差し込んで回すタイプの配線器具)に付いている器具なら、器具ごと外してLEDシーリングライトに替える作業は自分でもできます。パナソニックのFAQでは、カバー→ランプ→引掛シーリングキャップ→本体→取付金具の順に外し、本体は落ちないように支えながら外すよう案内しています。

一方、天井に直接付いている「直付け」や「埋込み」の器具は、配線をつなぎ替える電気工事が必要です。パナソニックも、配線器具やアダプタを使っていない器具は工事店か販売店に相談するよう案内しています。費用の目安は蛍光灯をLEDに交換する費用をご覧ください。

お手持ちの蛍光灯の型番で調べる

型番を入れると、製造禁止の時期・代わりのLED・工事が要るかを1ページで確認できます。

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よくある質問

蛍光灯を外すとき、電源は切らないといけませんか?

切ってください。メーカーは作業前に電源を切り、ランプや器具が冷めてから作業するよう案内しています。リモコンの消灯ではなく、壁スイッチを切るのが確実です。

直管蛍光灯が回らず外れません。

プランジャ式のソケットかもしれません。ランプを片側のソケットへ押し込みながら、反対側から抜きます。押しても動かない場合は回転式なので、90度回してから引き下げます。

蛍光灯が割れたら掃除機で吸っていいですか?

避けてください。環境省のガイドラインは、掃除機は水銀蒸気を広げるおそれがあるため望ましくないとしています。換気をしてから厚紙と粘着テープで集め、密閉できる袋や瓶に入れます。

割れた蛍光灯は何ごみですか?

自治体によって「有害ごみ」「危険ごみ」など呼び方が違います。袋に入れて封をし、可燃ごみには入れないのが共通のルールです。お住まいの市区町村の分別表で確認してください。

丸型蛍光灯のカバーが外れません。

カバーの外し方は機種で違い、長年の使用で固着していることもあります。本体ごと回ってしまう場合は、配線がねじれないよう2人で作業するよう、メーカーが勧めています。器具の品番から取扱説明書を確認してください。

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出典・確認日

確認日:2026-10-16。官公庁・メーカー・事業者の公開資料を確認して作成しています。確認できなかった事項は推測で書いていません。

  1. パナソニックFAQ「〈直管蛍光灯器具〉ランプの外し方を教えてください。」
  2. パナソニックFAQ「丸形蛍光灯の丸型シーリングライトはどのように取り外しますか。」
  3. パナソニックFAQ「直管蛍光灯の角型シーリングライトはどのように取り外しますか。」
  4. パナソニックFAQ「【シーリングライト】屋内天井用/丸型カバーの外し方」
  5. パナソニックFAQ「ツインパルック蛍光灯シーリングライト丸型タイプの本体は、どのように外せばよいですか。」
  6. パナソニックFAQ「ハイコンパクト蛍光灯T型(FTL)の後継品はありますか。」
  7. パナソニック 取扱説明書(住宅用照明器具 HHJZ1320〜1323)
  8. パナソニック 取扱説明書(ダウンライト HLW6261ZE ほか)
  9. パナソニック 取扱説明書(ツインパルック プレミア蛍光灯 住宅用シーリングライト)
  10. 環境省「家庭から排出される水銀使用廃製品の分別回収ガイドライン」(平成27年12月)
  11. 環境省「一般照明用の蛍光ランプの製造・輸出入の禁止について」
  12. 日野市「水銀を含むごみの出し方についてお願い」
  13. 越谷市「水銀混入ごみの出し方について」
  14. 日立グローバルライフソリューションズ「使用済の蛍光ランプはどう処理すればよいでしょうか?」

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