処分・交換/更新日 2026-10-16

蛍光灯の処分方法|自治体ごとの出し方と割れた場合の対処

結論:蛍光灯の捨て方は自治体ごとに違います。「燃えないごみ」「普通ごみと分けて」「資源物」「拠点回収」など区分も回収場所もばらばらです。

共通するのは、割れないよう箱や新聞紙で包み、「蛍光灯」などと表示して出すこと。必ずお住まいの自治体の公式ページで確認してください。

蛍光灯には微量の水銀が含まれています。そのため多くの自治体が、ほかのごみと分けて回収し、リサイクルしています。環境省も、家庭の蛍光ランプは「お住まいの自治体のルールに従って分別・排出」するよう案内しています。

この記事では、政令指定都市など7つの自治体の公式ページを実際に確認し、出し方の違いを表にまとめました(2026年10月16日確認)。

自治体別の出し方一覧

自治体区分・回収方法出し方のポイント割れた蛍光灯
横浜市燃えないごみ(週2回、燃やすごみと同じ日)購入時の箱や新聞紙などで包み、「蛍光灯」と品物名を表示公式ページで個別の記載を確認できず
川崎市普通ごみの日に、普通ごみと分けて出す厚紙や購入時の箱に入れ「蛍光管」と表示。生ごみ等の袋に入れない公式ページで個別の記載を確認できず
仙台市缶・びん・ペットボトル、廃乾電池類の回収で、回収容器の脇に置く購入時のケースか新聞紙で包む。電球形蛍光灯も含む家庭ごみへ
大阪市拠点回収(回収ボックス・窓口)または電話申込みの訪問回収紙箱や紙筒に入れるか新聞紙で包む訪問回収。厚紙で包み「キケン」と表示
神戸市市内約130か所の回収協力店で拠点回収購入時の箱か新聞紙で包む。持ち込めない場合は燃えないごみ燃えないごみ。紙に包み指定袋に「キケン」と貼る
福岡市燃えないごみ(袋からはみ出してもよい)。資源物回収ボックス等でも回収家電量販店、ホームセンター、区役所などの回収ボックスも利用可公式ページで個別の記載を確認できず
世田谷区不燃ごみ割らずに袋やケースに入れる公式ページで個別の記載を確認できず

出典は記事末尾の各自治体の公式ページです。ルールは変わることがあるため、出す前にお住まいの自治体のページで最新の情報を確認してください。

表のうち、横浜市・川崎市・仙台市・大阪市・神戸市・福岡市は政令指定都市、世田谷区は東京23区の一つです。札幌市、名古屋市、京都市なども確認を試みましたが、今回は蛍光灯の出し方を記したページを読み取れなかったため、表に入れていません。これらの市にお住まいの方は、市の公式サイトの分別ページや品目検索で確認してください。

表から分かる違い

お手持ちの蛍光灯の型番で調べる

型番を入れると、製造禁止の時期・代わりのLED・工事が要るかを1ページで確認できます。

型番チェッカーを開く

出す前の準備

  1. LEDか蛍光灯かを確かめる:LEDは水銀を含まないため、蛍光灯と出し方が違う自治体があります。
  2. 割れないように包む:購入時の箱やケース、紙筒、新聞紙などで包みます。
  3. 中身を表示する:「蛍光灯」「蛍光管」と書きます。割れている場合は「キケン」と書く自治体があります。
  4. 自治体のルールで出す:収集日、回収ボックスの場所、持ち込める時間を確認します。

器具からの外し方は、直管・丸形・ツイン・電球形で違います。蛍光灯の外し方を参考に、電源を切り、ランプが冷えてから外してください。

LEDと蛍光灯の見分け方

直管や丸形のLEDランプは、見た目が蛍光灯に似ています。神戸市は、外見では見分けにくいので、購入時の箱に「LED」と書いてあるか、品番で確認するよう案内しています。

蛍光灯の品番は、直管ならFL・FLR・FHF、丸形ならFCL・FHC、電球形ならEFDなどで始まります。型番の読み方は蛍光灯の型番の見方で説明しています。手元の型番が蛍光灯かどうかは型番チェッカーでも確認できます。

自治体LED製品の出し方
大阪市電球・グロー球・LEDは普通ごみ
神戸市LED製品は燃えないごみ(拠点回収の対象外)
仙台市電球形LEDランプは家庭ごみ

このように、LEDも自治体ごとに出し方が違います。グロー球(点灯管)も、大阪市や神戸市では蛍光灯の回収の対象外です。

割れた蛍光灯の出し方

割れた蛍光灯は、ガラスでけがをしないよう厚紙などで包み、外から分かるように表示して出すのが基本です。ただし出し先は自治体で違います。

上の表で「確認できず」とした自治体では、公式ページに割れた場合の個別の記載が見つかりませんでした。お住まいの自治体の窓口に確認してください。片付けるときは手袋をし、破片を素手で触らないようにしましょう。

どの種類の蛍光灯が対象か

神戸市の拠点回収は、環形(丸形)・直管・電球型・コンパクト型の蛍光管が対象です。仙台市も電球形蛍光灯を含むとしています。電球形やツイン蛍光灯も、蛍光灯として分けて出すのが一般的です。お使いの種類は、直管、環形、コンパクト形、電球形の一覧で確認できます。

会社やお店から出る蛍光灯は別ルール

ここまでの方法は、家庭から出る蛍光灯に限ります。大阪市は、会社や商店など事業所から出るごみは事業系ごみとして処理するよう廃棄物処理法で定められていると案内しています。神戸市も、事業活動に伴う蛍光管は産業廃棄物になるとしています。環境省も、オフィスや工場の蛍光ランプは廃棄物処理法などに従って適正に処理するよう求めています。事業所の場合は、産業廃棄物処理の許可業者などに相談してください。

回収ボックスに持ち込むときの注意

拠点回収を使う自治体では、持ち込みのルールも決まっています。大阪市と神戸市の公式ページで確認できた主な注意点は次のとおりです。

項目大阪市神戸市
持ち込める時間各施設の開庁時間協力店の営業時間内
回収ボックスがない場合環境事業センター等の窓口で受付協力店の店頭で預ける
大きい蛍光灯最大の辺・径が30cm超、棒状で1m超のものは訪問回収公式ページで個別の記載を確認できず
持ち込めない場合環境事業センターに電話して訪問回収紙に包み「キケン」と貼って燃えないごみ

大阪市は、子どもだけで持ち込まないよう呼びかけています。長い直管の蛍光灯は、運ぶ途中で割れやすいので注意してください。

照明器具やグロー球の扱い

LEDに替えたあとに残る古い照明器具は、蛍光灯の回収の対象ではありません。神戸市は、蛍光管を取り付ける器具を拠点回収の対象外としています。器具の区分は大きさや材質で変わるため、自治体の品目検索や分別表で「照明器具」として調べてください。

直管器具のグロー球(点灯管)も水銀を封入していないため、大阪市や神戸市では蛍光灯の回収の対象外です。大阪市では普通ごみ、神戸市では燃えないごみとして扱われています。蛍光灯と一緒に回収ボックスへ入れないよう注意しましょう。

収集日まで保管するとき

外した蛍光灯は、収集日や持ち込みの日まで、購入時の箱や新聞紙で包んだまま保管すると安全です。子どもの手が届かない、倒れにくい場所に置いてください。本数が多いときは、箱に本数と種類を書いておくと、訪問回収を申し込むときにも伝えやすくなります。

なぜ分けて出す必要があるのか

水銀を含むごみが燃えるごみに混ざると、清掃工場の設備に影響が出ることがあります。世田谷区は、令和7年8月に豊島区の豊島清掃工場で排ガス中の水銀濃度が高くなり焼却炉が停止したことを紹介し、区内の工場でも過去に同様の理由で停止したことがあると説明しています。工場が止まると、ごみの収集にも遅れが出ます。蛍光灯を燃えるごみに混ぜないことが大切です。

ほかの水銀を含む製品の出し方

蛍光灯と一緒に片付けることが多い、水銀体温計や水銀血圧計も、自治体ごとに出し方が決まっています。

表にない自治体の調べ方

  1. 公式サイトの分別ページを開く:「ごみの分け方・出し方」や「水銀使用製品」のページを探します。
  2. 品目検索やアプリを使う:福岡市の品目検索、大阪市や世田谷区が案内する分別アプリなど、品目名で調べられる仕組みがある自治体が多くあります。「蛍光灯」「蛍光管」の両方で調べてください。
  3. 割れた場合とLEDの扱いも確認する:正常な蛍光灯と出し先が違うことがあります。
  4. 分からなければ窓口に聞く:清掃事務所や環境局の問い合わせ先に確認します。

回収された蛍光灯はどうなるか

大阪市によると、蛍光灯管はほとんどがガラスで、回収後は国の認定事業者のもとでガラスウール(断熱材)や水銀としてリサイクルされます。横浜市は、燃えないごみのうち蛍光灯や電球をリサイクルしており、2025年度(R7)の資源化量は48tでした。分けて出すことが、水銀の適正な処理とリサイクルにつながります。

蛍光灯は今後どうなる?

蛍光ランプの製造と輸出入は、種類ごとに禁止されます。電球形は2026年1月1日から(30W超は2027年1月1日)、コンパクト形は2027年1月1日から、直管形と環形は2028年1月1日から(ハロりん酸塩の蛍光体のものは2027年1月1日)です。使用・販売・購入は禁止されません(出典:環境省)。詳しくは蛍光灯はいつまで使えるかと製造禁止期限の一覧をご覧ください。

処分をきっかけにLEDへ替える場合は、LED交換の費用や電気代の比較も参考にしてください。

お手持ちの蛍光灯の型番で調べる

型番を入れると、製造禁止の時期・代わりのLED・工事が要るかを1ページで確認できます。

型番チェッカーを開く

よくある質問

蛍光灯は何ごみで出せばよいですか?

自治体によって違います。横浜市は燃えないごみ、世田谷区は不燃ごみ、川崎市は普通ごみの日に分けて出す、大阪市や神戸市は拠点回収が基本です。お住まいの自治体の公式ページで確認してください。

割れた蛍光灯はどう捨てればよいですか?

厚紙などで包み「キケン」などと表示して出すのが基本ですが、出し先は自治体で違います。大阪市は訪問回収、神戸市は燃えないごみ、仙台市は家庭ごみです。破片は素手で触らないようにしてください。

LEDランプも蛍光灯と同じように出せますか?

多くの自治体で出し方が違います。LEDは水銀を含まないため、大阪市は普通ごみ、神戸市は燃えないごみとしており、蛍光灯の回収の対象外です。箱の表示や品番でLEDか蛍光灯かを確かめてから出してください。

家電量販店で蛍光灯を引き取ってもらえますか?

福岡市や神戸市のように、家電量販店やホームセンターなどに回収ボックスや回収協力店を設けている自治体があります。対象店舗は自治体のページで公開されているので、事前に確認してください。

会社で使った蛍光灯も家庭ごみで出せますか?

出せません。事業所から出る蛍光灯は事業系ごみや産業廃棄物として、廃棄物処理法に従って処理する必要があります。産業廃棄物処理の許可業者などに相談してください。

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出典・確認日

確認日:2026-10-16。官公庁・メーカー・事業者の公開資料を確認して作成しています。確認できなかった事項は推測で書いていません。

  1. 環境省「一般照明用の蛍光ランプの製造・輸出入の禁止について」
  2. 横浜市「燃えないごみ」
  3. 横浜市「蛍光灯のリサイクル」
  4. 川崎市「水銀使用製品(蛍光管・水銀血圧計・水銀体温計等)の廃棄に係るお知らせ」
  5. 仙台市「缶・びん・ペットボトル、廃乾電池類の出し方」
  6. 大阪市「水銀を使用した蛍光灯管・水銀体温計・水銀血圧計・水銀温度計の回収について」
  7. 神戸市「蛍光管(蛍光灯)の拠点回収」
  8. 福岡市「ごみの分け方(品目)検索」蛍光灯
  9. 世田谷区「資源・ごみの分別の徹底をお願いします(水銀を含むごみの出し方)」

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