基礎知識/更新日 2026-10-17
蛍光灯のサイズの測り方:直管・丸形・ツインが何形かを見分ける方法
結論:まず蛍光灯に印字された型番を見ます。型番の数字が「何形」です。読めないときは、直管は長さ、丸形は外径(外側の直径)、ツインは長さと口金を測り、下の早見表と照らし合わせます。
ただし長さや外径が同じでも、点灯方式や管の太さが違うと付きません。サイズと一緒に型番の記号と口金も確認してください。
「家の蛍光灯が何形か分からない」「型番がかすれて読めない」という人のために、測り方と早見表をまとめました。寸法はパナソニックとホタルクスの公式製品ページ、日本照明工業会(JLMA)の資料で確認したものです(確認日:2026年10月17日)。特定の商品はすすめません。
測る前に:型番を見るのがいちばん確実
JLMAの冊子「蛍光ランプ」によると、蛍光灯の形名の数字は、基本的にワット数(何形)を表します。たとえばFL40SS・EX-N/37なら「40形」、FCL30EX-L/28なら「30形」です。型番はガラス管の端の近くや、丸形なら管の表面に印字されていることが多いです。箱が残っていれば箱でも確認できます。
型番の記号全体の読み方は蛍光灯の型番の見方で説明しています。型番が読めれば、型番チェッカーに入れるだけで、口金・明るさ・製造禁止の期限まで分かります。
測るときの注意:必ず壁のスイッチを切り、点灯直後なら管が冷めてから作業してください。器具に付いたまま測れる場合は、無理に外さないほうが安全です。外し方は蛍光灯の外し方にまとめています。
直管蛍光灯:長さで何形かを見分ける
まっすぐな蛍光灯は、端から端までの長さを測ります。メーカーの製品ページに載っている長さは次のとおりです。
| 形 | 長さ | 管径(太さ) | 確認した型番(メーカー) |
|---|---|---|---|
| 10形 | 330mm | 25.5mm | FL10EX-N系(パナソニック) |
| 15形 | 436mm | 25.5mm | FL15EX-N系(パナソニック) |
| 20形 | 580mm | 28mm(SS) | FL20SS・EX-N/18(パナソニック) |
| 30形 | 630mm | 32.5mm(S) | FL30S・EX-N(パナソニック) |
| 32形 | 830mm | 32.5mm(S) | FLR32S・EX-N/M(パナソニック) |
| 40形 | 1198mm | 28mm(SS)/32.5mm(S) | FL40SS・EX-N/37、FLR40SN/M/36 |
| 110形 | 2367mm | 38mm | FLR110H・EX-N/A/100(パナソニック) |
家庭で多いのは20形(約58cm)と40形(約120cm)です。メジャーで測って、いちばん近い長さの形を選びます。
- スイッチを切る:点灯中や点灯直後は触らない。
- メジャーを端から端に当てる:端から端まで、まっすぐに測る。
- 管の太さも見る:細い(約25〜28mm)か太い(約32.5mm)かを、定規を横に当てて確かめる。
- 表でいちばん近い長さを探す:数mmの差は測り方で出るため、いちばん近い形を候補にする。
- 型番の記号と器具の銘板で確定する:点灯方式(FL・FLR・FHF)が合っているかを最後に確認する。
長さが近い別の種類に注意
直管には、点灯方式が違う「Hf蛍光灯(FHF)」もあります。Hf蛍光灯はインバーター(高周波点灯)専用のランプです。公式の寸法を比べると、長さだけでは見分けられない組み合わせがあります。
| 比べる型番 | 長さ | 口金 | 違い |
|---|---|---|---|
| FL40SS・EX-N/37とFHF32EX-N-H | どちらも1198mm | どちらもG13 | 点灯方式が違う(FLはスタータ形、FHFはHf専用)。管径は28mmと25.5mm |
| FL20SS・EX-N/18とFHF16EX-N-H | 580mmと588.5mm | どちらもG13 | 差は8.5mmだけ。点灯方式が違う |
| FHF24SEN | 549mm | G5 | 管径16mmの細いHf専用形 |
FHF32は40形の器具に付く長さでも、器具の点灯方式が合わなければ使えません。型番の先頭(FL・FLR・FHF)と器具の方式を合わせてください。方式の見分け方は蛍光灯の種類(点灯方式)の見分け方で解説しています。
太さ(管径)の記号
型番の「SS」「S」は管の太さを表します。上の公式寸法では、SSが28mm、Sが32.5mmでした。JLMAの冊子では、スタータ形・ラピッドスタート形のSSを25.5mmまたは28mm、Sを32.5mmとしています。太さは点灯方式や種類で決まるため、今と同じ記号を選ぶのが基本です。
丸形蛍光灯:外径で何形かを見分ける
丸い蛍光灯は、輪の外側から反対側の外側までをまっすぐ測ります。これが「外径」です。丸形には、標準の太さの「FCL」と、細い「FHC」(スリム形)があります。
寸法はホタルクスの製品ページ(FCL◯EX-N、FHC◯EN)で確認しました。表のとおり、FCL30形とFHC20形はどちらも外径225mmです。同じようにFCL32形とFHC27形(299mm)、FCL40形とFHC34形(373mm)も外径が同じです。
外径だけでは区別できないので、次の2点も見てください。
- 管の太さ:FCLは29mm、FHCは16.5mm。太さは約2倍違います。
- 口金(差し込み部分):FCLはG10q、FHCはGZ10q。形が違うので、互いの器具には付きません。
このほか、輪が二重になった「FHD」(二重環形)もあります。パナソニックのFHD100ENWは外径400mm・内径314mm・管径20mm・口金GU10qです。丸形をLEDにする方法は丸型蛍光灯をLEDにする方法で比べています。
丸形の測り方のコツ
- 器具から外せる場合は平らな場所に置く:丸形は割れやすいので、両手で持って作業する。
- 輪のいちばん外側から反対側の外側まで測る:中心を通るようにメジャーを当てる。
- 器具に2本付いている場合は両方測る:大きさの違う2本を組み合わせた器具もあるため。
- 管の太さと口金を見る:FCLかFHCかをここで判断する。
ツイン蛍光灯(コンパクト形):長さと口金を見る
U字の管が2本や4本並んだ形のものを、コンパクト形(ツイン蛍光灯)といいます。端から端までの長さを測りますが、口金の形(末尾の数字まで)を合わせることが重要です。公式ページで確認した例は次のとおりです。
| 型番 | 形状 | 長さ | 口金 | 使う安定器(パナソニック) |
|---|---|---|---|---|
| FPL18EX-N | 2本管 | 220mm | GY10q-3 | FL20用 |
| FPL36EX-N | 2本管 | 410mm | GY10q-6 | FL40用 |
| FDL18EX-N | 4本管 | 127mm | GX10q-3 | FL20用 |
| FDL27EX-N | 4本管 | 141mm | GX10q-4 | FL30用 |
同じFPLでも、18形はGY10q-3、36形はGY10q-6と、口金の末尾の数字が違います。口金の記号はランプや器具の表示で確認してください。ツイン蛍光灯の置き換えはツイン蛍光灯をLEDにする方法で解説しています。
電球形蛍光灯:口金の太さと「何形相当」を見る
電球の形をした蛍光灯は、長さではなく口金と明るさで選びます。JLMAの冊子では、電球形の10形は白熱電球40形相当、15形は60形相当、25形は100形相当としています。また、型番に「-E17」とあれば口金E17、表示がなければE26です。
- EFD15EL/12:口金E26、外径50mm・長さ108mm、810lm(パナソニック)
- EFD15EL10E17H2:口金E17、外径40mm・長さ102mm(パナソニック)
JLMAの冊子によると、電球形の形状にはA形・D形・G形・R形などがあります。パナソニックのEFD25EL22(D形・100形タイプ)は、口金E26、外径50mm・長さ121mm、1,520lmでした。同じ口金でも大きさは製品ごとに違うため、器具のカバーに収まるかも確かめてください。
口金の見分け方は口金E26とE17の違いで詳しく説明しています。
サイズ以外に合わせる3つのこと
| 確認すること | どこで分かるか | 合わないとどうなるか |
|---|---|---|
| 点灯方式(FL・FLR・FHF・FCL・FHCなど) | 型番の先頭、器具の銘板(器具に貼られたラベル) | 長さが同じでも使えない |
| 口金の形 | ランプ・器具の表示、メーカーの製品ページ | 差し込めない |
| ワット数(/37・/18などの数字) | 型番の末尾 | 器具の指定に合わせる。パナソニックは、器具指定のランプを使っていない場合は保証対象外になる可能性があるとしています |
サイズ確認でよくある間違い
| 間違いやすい組み合わせ | 同じところ | 違うところ |
|---|---|---|
| FCL30形とFHC20形 | 外径225mm | 管径29mmと16.5mm、口金G10qとGZ10q |
| FCL40形とFHC34形 | 外径373mm | 管径と口金(上と同じ違い) |
| FL40SSとFHF32 | 長さ1198mm、口金G13 | 点灯方式(スタータ形とHf専用)、管径28mmと25.5mm |
| FL40SS(28mm)とFL40S(32.5mm) | 長さ1198mm | 管の太さ。型番のSSとSで区別 |
| FPL18形とFPL36形 | 2本管で同じ見た目 | 長さ220mmと410mm、口金GY10q-3とGY10q-6 |
| 電球形のE26とE17 | 電球の形が似ている | 口金の直径26mmと17mm |
JLMAの冊子では、高周波点灯専用形(Hf)の管径は、Sが付くもので15.5mm、そのほかは25.5mmとしています。FHF24SENのように細いHf蛍光灯は、長さだけでなく太さもほかと大きく違います。
種類別の一覧ページで確認する
当サイトでは、種類ごとに型番の寸法・口金・期限をまとめています。測った結果をもとに、近い型番を探すときに使ってください。
- 直管の型番一覧:FL・FLR・FHFの長さと管径
- 環形(丸形)の型番一覧:FCL・FHC・FHDの外径
- コンパクト形の型番一覧:FPL・FDL・FHTなどの長さと口金
- 電球形の型番一覧:口金と明るさ
光の色は、器具との適合とは別に選べます。色の記号は蛍光灯の色の違いを参考にしてください。型番ごとの寸法・口金は型番データ一覧でもまとめて確認できます。
よくある質問
40形の蛍光灯の長さは何cmですか?
メーカーの製品ページでは、直管40形の長さは1198mm(約120cm)です。20形は580mm(約58cm)です。測った長さに近い形を早見表で選んでください。
丸型蛍光灯の30形と32形はどう見分けますか?
外径(輪の外側から外側まで)を測ります。ホタルクスの製品ページでは、FCL30形が225mm、FCL32形が299mmです。ただしスリム形のFHC20形も225mmなので、管の太さと口金も確認してください。
型番が消えて読めないときはどうすればいいですか?
長さや外径を測り、早見表で何形かを絞り込みます。そのうえで器具の銘板(ラベル)で点灯方式や適合ランプを確認します。器具の取扱説明書に適合ランプの型番が載っていることもあります。
FHF32とFL40は長さが同じですが、付け替えできますか?
どちらも長さ1198mm・口金G13ですが、FHFはHf(高周波点灯)専用のランプで、点灯方式が違います。器具の方式に合ったランプを選んでください。
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出典・確認日
確認日:2026-10-17。官公庁・メーカー・事業者の公開資料を確認して作成しています。確認できなかった事項は推測で書いていません。
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