置き換え/更新日 2026-10-17

口金E26とE17の違いと見分け方:電球形蛍光灯をLED電球に替えるときの選び方

結論:E26とE17の違いは口金(ねじ込み部分)の太さです。「E」はねじ込み式、数字は直径(mm)を表し、E26は直径26mm、E17は直径17mmです。太さが違うので、互いの器具には付きません。

電球形蛍光灯をLED電球に替えるときは、同じ口金で、同じくらいのルーメン(lm)のものを選びます。

電球形蛍光灯(パルックボールなど)が切れたとき、LED電球に替えようとして「E26とE17のどちらを買えばいいか」で迷う人は多いです。この記事では、日本照明工業会(JLMA)とメーカーの公式資料をもとに、口金の違いと見分け方、LED電球への替え方を整理します。確認日は2026年10月17日です。特定の商品はすすめません。

口金E26とE17の違い

口金(くちがね)とは、JLMAの用語集によると「ランプを照明器具のソケットに装着するための接続部位」のことです。E●●の口金はねじ込み式で、数字は口金の直径を表します。

項目E26E17
口金の直径26mm17mm
主な電球(JLMA)一般電球・ボール電球ミニクリプトン電球
電球形蛍光灯の例(パナソニック)EFD15EL/12:外径50mm・長さ108mm・810lmEFD15EL10E17H2:外径40mm・長さ102mm・810lm(周囲温度35℃)
型番の表示口金の表示なし「E17」が入る

表の2品番は、どちらも60形タイプで全光束も810lmですが、E17のほうが外径で10mm細く、長さも6mm短い作りです。口金だけでなく、電球そのものの大きさも器具に合わせて作られていることが分かります。

JLMAの冊子「蛍光ランプ」では、電球形蛍光ランプの口金は「E26(標準)」と「E17(小型)」で、型番の「-E17」は口金E17、無表示はE26を意味するとしています。上の例でも、E17のEFD15EL10E17H2は型番に「E17」が入っています。

手元の電球がE26かE17かを見分ける3つの方法

  1. 型番を見る:電球の根元やガラス部分、箱に書かれた型番に「E17」があればE17、なければE26の可能性が高いです。型番が読めれば型番チェッカーで口金を確認できます。
  2. 器具の表示や取扱説明書を見る:器具のソケット付近のラベルや説明書に、使える電球の口金とワット数が書かれていることがあります。
  3. 口金の太さを測る:電源を切り、電球が冷めてから外して、ねじ部分の太さを定規で測ります。約26mmならE26、約17mmならE17です。

電球を外すときは、必ずスイッチを切ってから作業してください。点灯直後は熱いので、冷めるまで待ちます。外し方は蛍光灯の外し方にまとめています。

お手持ちの蛍光灯の型番で調べる

型番を入れると、製造禁止の時期・代わりのLED・工事が要るかを1ページで確認できます。

型番チェッカーを開く

電球形蛍光灯からLED電球への替え方

パナソニックは、電球形蛍光灯の場合は「LED電球へのランプ交換のみで大丈夫です」と案内しています。電源回路がランプ側にあるため、器具ごとの交換は基本的に必要ありません。選ぶ順番は次のとおりです。

  1. 今の電球の型番を控える:口金(E26かE17か)、全光束(lm)、光色(L・N・D)を確認する。
  2. 器具の条件を確認する:調光器、Sマーク、密閉形のカバー、屋外かどうかを見る。
  3. LED電球のパッケージで比べる:口金・lm・光色・対応器具の表示をそろえる。
  4. 大きさと重さを確認する:器具のカバーやシェードに収まるかを見る。
  5. スイッチを切って交換する:電球が冷めてから外し、新しいLED電球をねじ込む。

それぞれの確認ポイントを、JLMAの案内に沿って説明します。

1. 口金を合わせる

JLMAは「今まで使っていた照明器具の電球と同じ口金を選びます」としています。E26の器具にはE26、E17の器具にはE17のLED電球を選びます。

2. 明るさをルーメン(lm)で合わせる

JLMAは、パッケージの「ルーメン(lm)」表記を見て、今までとほぼ同じ明るさの製品を選ぶよう案内しています。JLMAのガイドライン(電球形LEDランプ性能表示等のガイドライン、2010年)では、「◯形相当」と表示するための明るさの基準を次のように決めています。

一般電球の相当表示全光束小形電球の相当表示全光束
20形相当170lm25形相当230lm
30形相当325lm40形相当440lm
40形相当485lm50形相当600lm
60形相当810lm60形相当760lm
100形相当1,520lm――

同じ「60形相当」でも、一般電球と小形電球では基準のlmが違います。今の電球形蛍光灯のlmを確認して比べるのが確実です。パナソニックの公式仕様では、EFD15EL/12(E26・60形相当)が810lm、EFD25EL22(E26・100形タイプ)が1,520lmでした。

3. 光の色を選ぶ

LED電球の光色は「電球色相当」「昼白色相当」「昼光色相当」などがあり、パッケージに表示されています(JLMA)。今の電球形蛍光灯の型番の「L」は電球色、「N」は昼白色、「D」は昼光色です。色の違いは蛍光灯の色の違いで説明しています。

手持ちの電球形蛍光灯の仕様を確認する

パナソニックの公式仕様で確認できた電球形蛍光灯の例です。LED電球を選ぶときは、口金・全光束・大きさをこの表のように控えておくと比べやすくなります。

型番口金全光束外径×長さ消費電力色温度定格寿命
EFD15EL/12E26810lm50×108mm12W2700K8,000時間
EFD25EL22E261,520lm50×121mm22W2800K8,000時間
EFD15EL10E17H2E17810lm(35℃)/770lm(25℃)40×102mm10W2800K13,000時間

JLMAによると、一般的なLEDランプの定格寿命は40,000時間で、約5〜20年に相当します。JLMAは、10年を超えて使っている場合は点検をすすめています。

4. 器具の条件を確かめる

JLMAは、次の器具では対応タイプのLED電球を使うよう案内しています。

器具の種類見分け方(JLMA)選ぶもの
断熱材施工器具ダウンライトの枠や反射板に「Sマーク」がある断熱材施工器具対応タイプ
調光器のある器具壁スイッチの横などに明るさを調節するレバーやつまみがある調光器対応タイプ
密閉形器具ランプ全体がカバーで覆われる密閉形器具対応タイプ
屋外の器具ガーデンライト、アプローチライトなど屋外に適合したもの

JLMAによると、対応していないランプを使うと、熱がこもって寿命が短くなるなどのおそれがあります。また、LED電球は一般電球より重いため、シャンデリアなど多灯の器具では総重量に注意が必要です。ランプの外径・長さが器具に収まるかも事前に確認してください。

5. 光の広がり方(配光)を選ぶ

JLMAは、LED電球には「全方向が明るいタイプ」と「下方向が明るいタイプ」があるとしています。リビングやダイニングのダウンライト・ペンダント・フロアスタンドには全方向タイプ、廊下・トイレ・洗面所のダウンライトやスポットライトには下方向タイプが向くと案内しています。また、ダウンライトのソケットが斜めや横向きの場合、光の広がりや明るさが適切に得られないことがあり、斜め取付に対応したタイプもあるとしています。

なお、ホタルクスは、電球形蛍光ランプは調光機能付きの器具には使えないとしています。ホタルクスは、センサーライトは点滅を繰り返すため、電球形蛍光ランプの寿命が短くなるとも説明しています。電球形蛍光灯からLED電球への置き換え全体は電球形蛍光灯をLEDに交換する方法で詳しく解説しています。

LED電球に替えたあとの確認

取り付けたら、スイッチを入れて正常に点灯するか確かめます。ちらつく、点滅する、うっすら光り続けるといった場合は、調光器やセンサー付きスイッチとの組み合わせが原因のことがあります。原因と対処はLEDがチカチカする原因で解説しています。外した電球形蛍光灯は、自治体の出し方に従って処分してください。不法投棄や一般ごみへの混入はしないよう、NITEも呼びかけています。出し方は蛍光灯の処分方法にまとめています。

蛍光灯の口金はE形だけではない

ねじ込み式の「E」は電球形の口金です。直管・丸形・ツインの蛍光灯は、ピンを差し込む形の口金を使います。メーカーの製品ページで確認できた例は次のとおりです。

種類口金型番の例
直管(20形・40形など)G13FL40SS・EX-N/37、FHF32EX-N-H
丸形(FCL)G10qFCL30EX-L/28、FCL32EX-N/30
丸形スリム(FHC)GZ10qFHC27EN
ツイン2本管(FPL)GY10q-6(36形)FPL36EX-N
ツイン4本管(FDL)GX10q-4(27形)FDL27EX-N

ツイン蛍光灯は、同じ種類でも大きさごとに口金の末尾の数字が変わります。たとえばFPL18形はGY10q-3、FPL36形はGY10q-6です。サイズの確認方法は蛍光灯のサイズの測り方を参考にしてください。

LED電球の口金の決まり

JLMAのガイドラインは、電球形LEDランプを、JIS C 7709-1に規定するB形・E形・GX53のいずれかの口金を備えるものと定義しています。家庭で多いのはE形のE26とE17です。また、ボール電球の表示基準はE26口金とE17口金のものに適用するとしています。

白熱電球にもE17があります。パナソニックは、小形電球(E17口金)の白熱電球について、2027年9月末に生産を終了するとしています。E17の器具を使っている場合も、LED電球への切り替えを考えておくと安心です。

電球形蛍光灯はすでに製造禁止が始まっている

環境省によると、電球形蛍光ランプの製造・輸出入は2026年1月1日から禁止されています(30Wを超えるものは2027年1月1日から)。使用・販売・購入は禁止されません。パナソニックは、パルックボール(電球形蛍光灯)の生産を2024年3月末で終了し、在庫限りで販売すると案内しています(2023年9月の告知)。

今ある電球形蛍光灯は切れるまで使えますが、次に替えるときはLED電球が中心になります。種類ごとの期限は製造禁止期限の一覧で確認できます。

お手持ちの蛍光灯の型番で調べる

型番を入れると、製造禁止の時期・代わりのLED・工事が要るかを1ページで確認できます。

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よくある質問

E26の器具にE17の電球は付けられますか?

口金の太さが違うため、そのままでは付きません。JLMAは、今まで使っていた電球と同じ口金を選ぶよう案内しています。

電球形蛍光灯をLED電球に替えるのに工事は必要ですか?

パナソニックは、電球形蛍光灯の場合はLED電球へのランプ交換のみで大丈夫と案内しています。ただし調光器付きや密閉形などの器具では、それぞれに対応したLED電球を選んでください。

60形相当のLED電球は何ルーメンですか?

JLMAのガイドラインでは、一般電球60形相当の基準は810lm、小形電球60形相当は760lmです。今の電球のlmを確認して、ほぼ同じ値の製品を選んでください。

E17の電球はどんな器具に使われていますか?

JLMAは、E17をミニクリプトン電球の口金として紹介しています。同じ家でも器具によってE26とE17が混在することがあるので、器具ごとに確認してください。

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出典・確認日

確認日:2026-10-17。官公庁・メーカー・事業者の公開資料を確認して作成しています。確認できなかった事項は推測で書いていません。

  1. 日本照明工業会「あかりに関する単語」
  2. 日本照明工業会(旧 日本電球工業会)冊子「蛍光ランプ」PDF
  3. 日本照明工業会「電球形LEDランプ(LED電球)の正しい選び方」
  4. 日本照明工業会「照明器具と電球形LEDランプとの関係」
  5. 日本照明工業会ガイドB 008「電球形LEDランプ性能表示等のガイドライン」(2010年)PDF
  6. パナソニック「蛍光灯からLEDへの交換 よくあるご質問」
  7. パナソニック EFD15EL12E 仕様
  8. パナソニック EFD15EL10E17H2 仕様
  9. パナソニック EFD25EL22 仕様
  10. パナソニック パルックボール生産終了のご案内(2023年9月)PDF
  11. ホタルクス「ランプに関するQ&A」
  12. パナソニック FL40SSEXN37 仕様
  13. ホタルクス FCL30EX-L/28 製品情報
  14. ホタルクス FHC27EN 製品情報
  15. パナソニック FPL36EX-N 商品詳細
  16. パナソニック FPL18EX-N 商品詳細
  17. パナソニック FDL27EX-N 商品詳細
  18. 環境省「一般照明用の蛍光ランプの規制について」
  19. NITE 発表資料PDF「10年超え『古い蛍光灯器具』の事故に注意」(2026年3月26日)

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